雨漏り修理

雨漏り修理について

雨漏り修理

雨漏りを放置するリスク

雨漏りが起きた際に、雨漏りの原因を突き止めて的確に修理することで、雨漏りがする度に悩む必要がなくなります。一方で、雨漏りをそのまま放置してしまいますと、カビや腐食、健康被害や害虫の発生などにつながる危険性があります。

カビの発生

天井や壁などから雨漏りが起こりますと、湿気によるカビが発生しやすくなります。特に天井裏の場合、なかなか見る機会が少ないため、放置されやすい傾向があります。その結果として、カビはもちろんのこと、謎のキノコが生えてしまったというケースもあるようです。

それからカビは、喘息やアレルギーや感染症の原因になることも少なくありません。健康を損ないますと、仕事や日常生活に支障をきたす恐れがあります。カビの独特の臭いも気になるところです。

害虫の発生

雨漏りは、害虫の発生につながることも考えられます。例えばシロアリは、湿気のこもった場所に生息する傾向があり、雨漏りを放置することで、より一層、シロアリが活発化するため、仮に柱や建物の基礎部分が食べられてしまいますと、地震などによる倒壊の危険もあります。

建物の腐食

雨漏りを放置することによって、カビやシロアリなどの害虫の発生が促されますと、同時に建物の腐食も進行していきます。屋根や外壁、窓枠やサッシ周りなど、気がついた時には高額のリフォームとなってしまうこともあるようです。

雨漏りの3つの原因

雨漏りが起こるのは、大まかに分けて3つの原因が考えられます。建物の老朽化によるものや台風などの自然災害、それから施工不良とメンテナンス不足によるものです。

建物の老朽化

建物の老朽化

建物の老朽化は、最も雨漏りが起きやすい原因となります。例えば屋根は、使用している部材にもよりますが、一般的には、20年から30年を目安に修理や交換をすることが推奨されています。

特に瓦屋根の場合、瓦を支える棟土が弱まることで、隙間ができてしまったり、落下してしまうケースもあるようです。それから外壁の場合、8年から10年を境にして、塗装の劣化やひび割れが起きやすくなると言われています。そのため、マンションの大規模修繕工事のタイミングの目安のひとつになっています

台風などの自然災害

台風などの自然災害

台風や暴風雨、地震や大雪などの自然災害によって、屋根などが損傷することで、雨漏りの原因となることもあります。例えばコーキングの剥がれや漆喰の崩れ、地盤のズレによる建物のひび割れや亀裂などが当てはまります。

施工不良とメンテナンス不足

施工不良とメンテナンス不足

一戸建てやマンションなど、新築の建物にもかかわらず、雨漏りが起こる場合は、施工不良が考えられます。中にはリフォームをした途端に雨漏りがするようになるケースもあるようです。特に外壁や屋根などのリフォームの後に多いと言われています。

その他には、メンテナンス不足による、雨樋の詰まりなども雨漏りの原因となるようです。雨樋にゴミや落ち葉が詰まっていたり、野鳥が巣作りをしてしまうことで、雨水がスムーズに流れなくなり、その結果として、屋根や屋上の雨漏りへとつながるためです。

雨漏り箇所ごとの修理方法

雨漏りが起きやすい箇所は、屋根や屋上はもちろんですが、ベランダや外壁、窓枠やサッシなどがあります。日本には梅雨や台風、秋の長雨や春の嵐など、雨がまとまって降るタイミングがあり、雨漏りにつながることも少なくありません。ここでは、雨漏りの箇所ごとの修理方法について、解説していきます。

屋上やベランダの修理方法

屋上やベランダの修理方法には、次のようなものがあります。

シート防水

シート防水

素材をシート状にした後に、下地材に接着剤などを使用して貼っていくことで、屋上の防水効果を高める方法です。天然ゴムを素材としたゴムシートや、塩化ビニール樹脂を素材とした塩ビシートがあります。

アスファルト防水

アスファルトにて合成繊維不織布をコーティングさせたシート状のルーフィングを重ね貼りしていくことで、屋上の防水をする方法です。コストパフォーマンスの良さもあることから、多く採用されています。

ウレタン防水

液体化させたウレタンを塗り重ねることで、防水層を作る方法です。下地の形状との相性が良いことや、塗っていくだけの工程ということもあり、比較的容易で短い期間で工事が終わるため、コスト面でも優れているのが特徴です。屋上の他、ベランダの防水工事で使われています。

FPR防水

FPR(ガラス繊維強化プラスチック)と呼ばれる、非常に高い耐久性と強度を持つ素材を使用して、被覆防水層を形成する方法です。複雑な箇所でも使用できることから、ベランダの防水工事で採用されています。

外壁やサッシや窓枠の修理方法

外壁やサッシや窓枠の修理方法として、次のようなものが使われます。

外壁塗装

外壁塗装は、耐用年数の10年を目安として行われることが多いようです。新たに塗装をすることで外壁素材のひび割れを防ぎ、有効な雨漏り対策となります。

シーリング工事

シーリング工事

シーリング工事は、外壁の隙間やバルコニーの隙間の他、サッシや窓枠などに使われる方法です。合成樹脂もしくは合成ゴムをペースト状としたもので隙間を埋めることで、建物の防水をします。